福島敬 SATOSHI FUKUSHIMA

滋賀県栗東市で生まれ育ち、長年にわたり輸入車ディーラーにて研鑽を積んでまいりました。
2024年12月に特定認証工場の認可を受け、地元である滋賀県栗東市で独立。
国家一級整備士/自動車検査員/メルセデス・ベンツ故障診断士として、主に欧州車の整備を行っております。
趣味は車とマウンテンバイク。
集中して作業するコツは、日課の早朝ランニングです。
(体力がないと集中力が続きません!)
社会人2人の父親でもあります。
大切にしていること
Philosophy
学びと研鑽
約30年にわたり多様な“症状と原因”に向き合ってきました。
正解は診断機が示すわけではなく、経験則をもってしても確定には至りません。
正解は、経験・知識・技術・観察とデータの向こうにあると思っています。
ですから整備士でいる限り、私の学び(新しい知識の習得)と研鑽(得た知識や技術を深く究める)は続いていきます。
診断力
ときどき「診断機はありますか」とお問い合わせをいただくことがあります。
現在、輸入車に特化した診断機を4種完備しており広範囲にわたって対応可能です。
ただし、診断機が示すのは「どこで異常値が出ているか」という結果(故障コード)です。
人間のことに例えるなら、血液検査の数値をイメージしていただくと分かりやすいかもしれません。
数値そのものはもちろん大切ですが、なぜその数値になったのかを考えることが重要になります。
国産車の場合は原因の追求ではなく「◯番の部品を交換してください」という作業指示を受け取る目的で診断機を使用します。
一方輸入車の場合は、症状と診断結果から部位・条件・ロジックの組み合わせをひもといて大元の原因を確定する必要があるのです。
知識と技術を用いて、複数出た故障コードの因果関係をひもとく
これが本当の輸入車の診断です。
だからこそ診断力の差が結果に出る世界です。
私のホームページで「診断機◯台完備!」というPRの仕方をしない理由は、ここにあります。
輸入車の整備に重要なのは診断機+診断力。
ここが難しくもあり、楽しくもあるのです。
その奥深さに魅了され、気づけば約30年間輸入車一筋に向き合ってまいりました。
道のり
Journey
幼い頃から私のそばにはクルマがありました。
一番最初に興味を持ったのは、働く車だったのを覚えています。

高校時代には自動車免許取得の年齢到達が待てず、アルバイト代をためてレーシングカートを始めました。
移動、燃料、パーツ代…高校生には大きな出費の連続でした。
しかしこの時期にカートを始めたことがきっかけで、周囲のたくさんの大人の方からカート以外のこと(礼儀や人間関係、考え方など)を教わりました。
(写真:16歳)
高校卒業後、整備の世界へ。
JAGUAR(ディーラー)勤務時代にメカニックコンテストに出場する機会に恵まれました。
ありがたいことに、コンテスト入賞者の歴代最年少記録(当時19歳)だったそうです。
JAGUAR時代は「誰から、どのように学ぶか」ということを模索した時代でもありました。

2位入賞


その後、株式会社童夢へ。
レースメカニックとしてF4,F3,Formula-Nippon を経験。
「観察力と優先順位の見極め」
「細部まで集中を」
大切なことはレースの現場で学びました。
(写真:F4/ピットにて)


株式会社ヤナセでは国家一級整備士/自動車検査員として診断力に強みを持ち、26年間勤務をさせていただきました。
手掛けたクルマはおおよそ覚えています。
地元滋賀での勤務も長かったため、今でもすれ違うクルマを見るとオーナー様のお顔が浮かびます。